バッテリーの使用セル・PSEについて

特定電気用品のPSE認証手続き

特定電気用品は高い危険性を持つため、登録認証機関による厳格な適合性評価が求められます。

製品設計・製造

・製品の設計段階で、電気用品安全法に基づく技術基準を満たすよう設計します。

・必要に応じて技術基準書を確認します。

認証機関の選定

・経済産業省が指定する登録認証機関を選びます。

・主な認証機関：TÜV、UL、Intertek、日本電気用品検査協会（JET）など。

申請書類の準備

申請時に必要な書類を用意します。書類は日本語または英語で作成します。

・製品仕様書

・試験成績書（必要に応じて）

・回路図や部品リスト

・製造工程に関する情報

試験と評価

・認証機関に製品を提出し、技術基準への適合性を確認する試験が行われます。

・試験内容には電気的安全性試験、機械的安全性試験、耐久試験などが含まれます。

認証の取得

・試験に合格すると、認証機関からPSEマークの使用許可が与えられます。

・認証に基づき、製品に「ひし形のPSEマーク」を表示します。

販売の開始

認証を取得した製品を日本市場で販売できます。

特定電気用品以外の電気用品のPSE認証手続き

特定電気用品以外の電気用品は、事業者自身が製品の適合性を確認する「自己確認」が基本となります。

製品設計・製造

製品を設計する際、電気用品安全法で定められた技術基準に基づいて設計します。

試験の実施

・自社または外部試験機関に依頼して、技術基準に基づく試験を行います。

・外部試験機関の例：JET、TÜV、UL、Intertekなど。

技術基準適合の確認

・試験結果をもとに、製品が基準に適合していることを確認します。

・必要に応じて、技術文書を整備します。

PSEマークの表示

製品に「丸形のPSEマーク」を表示します。

販売の開始

自主確認が完了した製品を日本市場で販売できます。

共通で必要な事項

どちらのカテゴリーでも、以下の点を守る必要があります。

海外の事業者がAmazon等で販売しているバッテリーや充電器の中には、経済産業省に届け出を行っていないものや、適当な会社名であたかも届け出を行っているかのような偽装表示を施して販売をしているものがあることが確認されています。
危険ですので、必ず正しく届け出を行っている製品をお買い求めください。